運送業における空車とは
運送業には、空車と呼ばれるものがあります。
では、具体的に空車とはどんなことをいうのでしょうか。
そこで今回は、運送業の空車についてご紹介します。
▼運送業の空車について
運送業の空車とは、荷物を積まないで自動車を走らせる回送の状態をいいます。
例えば、大阪の運送会社が大阪発→愛知着の配送をします。
その際、愛知で積む荷物がなく、何も積まない状態で帰ることをいいます。
何も荷物を積んでいないので、一言でいえば仕事がない状態で移動をしてしまっています。
ただ、運転者自体は事業所である大阪へ戻らなければいけないので、労力が無駄になってしまうのです。
運転者の労力が無駄になるのは運送業界で問題となっています。
2020年の国土交通省の自動車輸送統計調査によると、営業車で登録されている約4割の車両が空車となっています。
▼空車は消費者にも影響がある
空車は何も運送業界だけの問題ではなく、一般の消費者にも影響を与えてしまいます。
企業が運送会社に支払う金額は、商品を届ける片道分のみとなります。
しかし、空車が予想される場合は、復路分を保証するため2倍の金額を支払っているケースも少なくありません。
そのため、金額が無駄に掛かってしまうので消費者が購入する商品に金額が上乗せされる可能性も十分にあります。
▼まとめ
運送業における空車とは、荷物を何も積まないで運行していることをいいます。
無駄なコストがかかってしまうので、運送会社だけではなく、一般消費者にも影響を与える可能性があります。
最近では、さまざまな企業が空車を対策をするための取り組みをおこなっています。
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