一般貨物運送と特定貨物運送の違いについて
貨物を使った運送事業には、一般貨物運送と特定貨物運送があります。
名前を聞いただけではどのような事業かわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、一般貨物運送と特定貨物運送の違いについて解説します。
▼一般貨物運送と特定貨物運送の違い
■一般貨物運送とは
異なる多数の顧客から依頼を受け、トラックを使って荷物を運送することを一般貨物運送と言います。
一般貨物運送は誰でもできるわけでなく、事前に許可が必要です。
■特定貨物運送とは
特定の顧客に対して荷物を運送する事業を特定貨物運送と言います。
顧客を1社に絞り、80%以上の輸送量を確保できる場合のみ特定貨物運送に該当します。
つまり、それ以外の場合は一般貨物運送となるわけです。
また、特定貨物運送を行う場合にも事前に許可が必要です。
▼一般貨物運送と特定貨物運送は許可が必要
一般貨物運送と特定貨物運送を行うには許可が必要です。
以前はそれぞれ許可の要件が異なりましたが、現在はほぼ統一されています。
許可の要件には以下のような内容があります。
・申請者または従業員が欠格要件に該当していない
・常勤の従業員で最低1人法令試験に受かった人がいる
・整備管理者・運行管理者などの資格保持者がいる
・運送に使用する車両と運転手が5人以上いる
・法令に則った営業車がある
・十分な休憩スペースがある
・営業車内または付近に運送用の車両が全て入る車庫がある
・資金計画が明確である
・常時所要資金以上の金額がある
・任意保険に加入する
▼まとめ
一般貨物運送は、異なる多数の顧客から依頼を受けて荷物を運送する事業です。
一方、特定貨物運送は特定の顧客に対して荷物を運送する事業です。
また、どちらの事業を行う場合も事前に許可をとる必要があります。
弊社はさまざまな輸送サービスに対応しておりますので、お荷物の輸送をご希望の方は気軽にご連絡ください。
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