バルク車とタンクローリーの違いとは
輸送に使う特殊車両には、いろいろなものがありますが「バルク車」と「タンクローリー」の違いがわからない方も多いと思います。
両者とも見た目が非常に似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
下記で詳しく解説していきます。
▼バルク車とタンクローリーの違い
バルク車とタンクローリーは、どちらも大きなタンク状の荷台を有していることから混同されやすいです。
しかし、両者には以下のような違いがあります。
■バルク車
バルク車は別名を「粉粒体運搬車」といいます。
つまり、粉状のものを運ぶための特殊車両ということです。
具体的には石灰や炭酸カルシウムなど工業製品の材料や、粉粒状の飼料を運搬する時にバルク車が使われます。
■タンクローリー
タンクローリーもタンク内にものを詰めて運搬するという点では、バルク車と同じです。
しかし、その内容は水やガソリンといった「液体」が対象です。
セメントを運ぶ車両がタンクローリーだと思っている方もいるかもしませんが、セメントは液体ではなく粉粒体です。
つまりセメントを積載しているトラックは、見た目はタンクローリーでも「バルク車」ということになります。
▼まとめ
バルク車とタンクローリーの違いは、積載するものの形状です。
バルク車は石灰や飼料などの粉粒体、タンクローリーには水やガソリンなどの液体を積みます。
外見だけで見分けるのは難しいですが、内部の構造には明確な違いがあると言えるでしょう。
タンクローリーを見かけた際、もしかするとバルク車の可能性があります。
どちらに該当するのかを考えながら観察してみると、面白いかもしれません。
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